うみラボ 一般社団法人うみの考古学ラボ

うみラボ設立の理念

一般社団法人うみの考古学ラボは2021年10月に設立されました!
 
設立の思い
身近な「うみ」にも遺跡はある。もっと多くの人に水中遺跡の存在と魅力を知ってもらいたい。そして、水中遺跡は、誰にでも開かれたものであるべき。うみとは海、湖、河川など。すべての水域を含みます。考古学とは、過去の人類の生活の様子を様々な痕跡から探る学問。「海洋問題」や「豊かなうみ」には水中遺跡も含まれています。人類がどのようにうみと関わってきたのか。その歴史を調べ、未来へとつなぐ。そんな活動を多くの人と一緒に行ない、よりよい社会を目指したい。

  1. 海洋教育の充実が日本をより豊かにすると信じる
  2. 水中遺跡の保護は社会全体の問題であるという認識を共有する
  3. うみと人の関係の歴史は日本・世界にとって重要なテーマであると理解する
  4. 常に持続可能な社会へ向けての水中遺跡の保護と活用を考える

水中遺跡調査支援事業・コンサルティング
これから国内では、ますます水中遺跡の調査が盛んになると考えられています。文化庁では、水中遺跡の周知・把握と管理、そして活用は、地方自治体が主体となって進めていく方針を示しています。しかし、多くの自治体において水中遺跡の調査に関して何から実施するべきか、見当がつかないという状態です。うみラボでは、豊富な調査経験と海外の事例研究の成果を活かし、水中遺跡に係わる自治体の様々な活動を支援します。また、「うみと人の繋がり」の解明や特定の水中文化遺産(沈没船や水没遺跡)の調査・活用事業の展開を計画している町おこし事業や任意団体などもサポートします。

  • 地方自治体への指導
  • 町おこし事業のサポート
  • 水中遺跡探査事業(委託事業)
  • 開発に関わる探査データの分析

教育・普及活動
水中遺跡の保護を進める上で最も重要なのは、多くの人に水中遺跡の存在を知ってもらうことです。すぐそこに遺跡があっても、多くの遺跡が知らずのうちに消滅しています。そこで、うみラボでは水中遺跡が身近にあることを知ってもらうため、積極的にアウトリーチ事業を行なっています。プログラムは、学校・大学・企業・団体、もしくは個人でも受けることが出来ます。お話しする内容・時間、また、出張・オンラインなどフレキシブルに対応いたします。

  • オンラインコンテンツ
    講演会(ライブ) 
    水中考古学講座
  • 水中考古学セミナー(高校・大学・企業・団体など)随時募集
  • 水中考古学出前授業(小・中学校対象) 随時募集

独自・共同研究事業
うみラボは、水中考古学に関する研究も行なっています。未だ設立して日も浅いため法人としての経験はあまりありませんが、今後、多くの研究事業を実施していく予定です。
また、自治体や大学、他の研究所・団体と共同研究の他、独自の研究・調査も実施していきます。水中遺跡を対象とした1度きりのコンサルティング事業だけではなく、将来的には共同研究事業として長く遺跡と付き合っていくことが望ましいと考えています。一つの水中遺跡を、じっくりと研究することで多くの歴史事実を学ぶことが出来ます。特に遺跡の活用事業などは、遺跡の理解だけでなく、その地域のニーズに即した事業が期待されています。

  • 国内の水中遺跡の調査
  • 外国の研究機関との合同研究事業